
ごあいさつ
このたびの東日本大震災により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い心身とものご回復と地域のご復興をお祈り申し上げます。当社グループとしては、復興支援に最大限協力すべく思慮を重ねてまいりましたが、とりわけ新しい未来を切り開く子供たちへの支援活動を永続的に展開していくことがきわめて重要と考え、グループ全体が一丸となって「ウルトラマン基金」に思いを託し、被災者の方々の傷つかれた精神をケアすることを含めた物心両面からのご支援を粘り強く継続的に実施していくことをお約束いたします。
21世紀の成熟化する社会は、医療やテクノロジーの進化が長寿命社会をもたらし、人々は増加をたどる余暇時間に多様な時間消費のニーズを生み出しています。 「すべての人に最高の余暇を」という企業理念を掲げる当社は、この増加する余暇時間にエンタテインメント性の高い商品やサービスを提供するとともに、未来の人々の心を豊かにする余暇のあり方の調査・研究を重ねてきました。そして、2003年の株式上場時には、将来的な成長を牽引する一つの戦略としてコンテンツを中核としたビジネススキームを掲げました。そこから優良IP(知的財産)と最先端のクリエイティブ&テクノロジーを結集・融合し、複合化を推進し続けることで、このコアモデルは進化を遂げながら力強く生き続けています。
2011 年3月期は、このスキームを深化・確立させるため、(株)円谷プロダクションなどの専門分野に秀でた企業を新たに当社グループに迎え入れるとともに、パートナー企業との連携もより一層強化しました。さらに、コンテンツの多元展開先として、事業の中核であるパチンコ・パチスロ分野はもとより、オンラインサービス分野の強化・拡充に努めるなど、将来の来るべき飛躍に向けた諸施策を推進し、着実な成果も出しつつあります。このような未来への布石の一つひとつが長期的ビジョンの実現につながり、当社グループの収益機会の創出及び企業価値の向上に結び付くものと確信しています。
私たちフィールズグループは、今後も多様な価値観を有する多くの人々に新鮮な感動や驚きを体験できるエンタテインメントを創造していきます。同時に、事業そのものが社会全体の幸せに寄与し、皆様からの信頼に応えられるように全社一丸となってまい進していきます。これまでも当社の企業理念にご賛同賜り、お力添え頂きました株主の皆様には深謝いたしますとともに、当社グループが切り開く未来にご期待頂き、引き続きのご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い 申し上げます。
2011年6月
2011年3月期の連結業績は、売上高103,593百万円(前年同期比56.2%増)、営業利益13,136百万円(同61.7%増)、経常利益13,684百万円(同76.3%増)、当期純利益7,520百万円(同128.6%増)となりました。
売上高、経常利益、当期純利益は過去最高を達成しましたが、業績伸長の主因として大きく2点が挙げられます。
1点目は、回復基調にあるパチスロ市場に対して、数年前から準備を重ねてきた大型タイトルを順次投入してきたことによるものです。「新鬼武者」などの当期継続販売機種をはじめ、「俺の空〜蒼き正義魂〜」「モバスロ ヱヴァンゲリヲン〜真実の翼〜」などの新機種販売も好調に推移し、「ヱヴァンゲリヲン」シリーズへの依存という当社の経営課題にも対処できたと考えています。
2点目は、グループ各社の収益が回復に転じ、グループ事業が全体で黒字化したことです。とくに、2010年4月に(株)円谷プロダクション、(株)デジタル・フロンティアを連結子会社としたことでグループ事業関連の収益改善が進んでおり、今後は事業展開においても大きな相乗効果を発揮すると考えています。
2012年3月期の連結業績見通しは、売上高100,000百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益14,000百万円(同6.6%増)、経常利益14,000百万円(同2.3%増)、当期純利益8,000百万円(同6.4%増)を見込んでいます。2012年3月期も引き続き過去最高収益を更新していきたいと考えています。
なお、2012年3月期の当社を取り巻く環境は、東日本大震災がおよぼすパチンコホールへの影響が懸念され、一部の遊技機メーカーでは部材不足による生産・出荷時期のずれなども予想されます。このため、当社商品の投入時期は慎重に検討する必要がありますが、遊技機の商品ラインナップ自体は整っており、グループ事業の業績寄与も期待できる状況です。当社グループとしては、連結営業利益14,000百万円の見通しを達成すべく一層努力するとともに、中期経営計画で発表した営業利益目標17,000百万円を目指していく所存です。
当社グループは、短期的な視点にこだわりすぎて成長機会を逸することがないように、常に中長期的な仮説をもって成長戦略を展開しています。この執行にあたっては、パートナー企業との取り組みや研究開発に係る投資が必要不可欠と考えており、当然ながら財務戦略との二軸で推進しています。
配当政策は、安定かつ利益に応じた配当の実施を基本方針としており、企業の成長とともに長期的な増配を続けていきたいと考えています。配当金については、2011年3月期の1株当たり年間配当金を5,000円(前年同期500円増)とさせて頂きました。また、2012年3月期の1株当たり年間配当金についても5,000円(連結配当性向20.8%)を計画しています。これをもって十分とするのではなく、前述の様々な施策を果敢に実施することで連結業績見通しをさらに上回り、その成果をもって株主の皆様により多くの利益還元を行うことを大きな目標としていきます。
私たちフィールズは「すべての人に最高の余暇を」という企業理念に想いを寄せる集団です。世の中の人々が望むエンタテインメントがすでに失われたものであれば再生し、今存在しないものであれば自ら創出することで、より多くの人々に感動と興奮を提供していきます。
株主の皆様におかれましては、当社グループが創り出すエンタテインメントにご期待頂き、引き続き一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
2011年6月