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決算概況・2015年3月期 第2四半期決算概況

詳細は「2015年3月期 第2四半期決算短信」をご覧ください。

  • 連結

(2014年9月30日現在)

連結経営成績(累計) (%表示は対前年同四半期増減率)

(百万円) 2014年3月期第2四半期 2015年3月期第2四半期 増減率 (%)
売上高 36,385 20,341 △44.1
営業利益 2,176 △4,077 -
経常利益 2,144 △4,072 -
四半期純利益 1,434 △2,509 -

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連結貸借対照表(要約)

(百万円) 2014年3月期
(2014年3月31日)
2015年3月期第2四半期
(2014年9月30日)
増減額
資産の部
流動資産合計 66,921 33,752 △33,168
固定資産合計 37,948 36,656 △1,291
資産合計 104,869 70,408 △34,460
負債の部
流動負債合計 41,730 11,242 △30,487
固定負債合計 4,386 4,151 △234
負債合計 46,116 15,394 △30,721
純資産の部
純資産合計 58,753 55,014 △3,738
負債純資産合計 104,869 70,408 △34,460

連結キャッシュ・フロー計算書(要約)

(百万円) 2014年3月期第2四半期 2015年3月期第2四半期 増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー △4,554 △11,111 △6,556
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,650 △1,092 557
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,387 △1,200 186
現金及び現金同等物に係る換算差額 1 - -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △7,590 △13,404 △5,813
現金及び現金同等物の期首残高 23,309 29,583 6,273
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △10 - -
現金及び現金同等物の期末(四半期末)残高 15,708 16,178 470

連結経営成績に関する定性的情報

[当第2四半期連結累計期間(4月-9月、以下「当第2四半期」)の概況]

売上高は20,341百万円(前年同期比44.1%減)、営業損失4,077百万円(前年同期は営業利益2,176百万円)、経常損失4,072百万円(同 経常利益2,144百万円)、四半期純損失2,509百万円(同 四半期純利益1,434百万円)となりました。

業績変動の主因は、下記の通りです。
当社グループは、IP(知的財産)を中核とした循環型のビジネスモデルに基づき、IPの育成・事業化を推進していますが、当第2四半期の業績変動は、主として遊技機販売に起因しています。
遊技機販売においては、パチンコ遊技機約73,000台(前年同期比36,000台減)、パチスロ遊技機約28,000台(同33,000台減)の販売となり、総販売台数は前年同期と比較して減少しました。これは、主に当第2四半期に売上計上した機種数が前年同期と比較して減少したことによるものです。パチンコ遊技機では、前年同期に『CRヱヴァンゲリヲン8』をはじめ3機種を計上しましたが、当第2四半期は1機種の計上となりました。パチスロ遊技機では、前年同期に2機種を計上しましたが、当第2四半期は販売予定であった1機種を下半期のラインアップへと変更したため、1機種の計上となりました。

当第2四半期の主なIPの育成・事業化の取り組みは、下記の通りです。
当社が推進するIPのクロスメディア展開にあたっては、各メディアに精通したパートナー企業や秀でたクリエイター・プロデューサーと協業しながら推進しています。
キャラクターやストーリーなどのIPの創出には、『月刊ヒーローズ』を中核に取り組んでいます。現在、ヒーローズから生み出された作品のうち5作品について、来期以降の劇場公開およびテレビ放送を見据えた映像化に着手しています。当第2四半期においては、平成26年7月に『ソウルリヴァイヴァー』の米国ハリウッドでの実写映画化に向けた脚本開発を開始したほか、平成26年9月に『ソードガイ 装刀凱』を原作としたアニメコンテンツの開発にも着手しました。
ヒーローズ作品以外にも、映像や小説などを起点としたIP開発やクロスメディア展開に多数参画しています。米国のパートナー企業と共同製作した『アップルシード アルファ』は、北米での映像公開に続き、平成26年10月に開催された東京国際映画祭でプレミア上映されました。平成27年1月に日本国内での劇場公開を予定しています。

IPの収益化を担うマーチャンダイジングの分野では、『ウルトラマン』シリーズにおいて、前期にスタートした新テレビシリーズを継続させ、平成26年7月より『ウルトラマンギンガS』の放送を開始しました。また、『ウルトラマン』シリーズをはじめ株式会社円谷プロダクションが有する多くのIPの認知度向上および活性化に向けて各種施策を推進しました。
ソーシャルゲームにおいては、平成26年9月に、オリジナルIPを活用したアプリ『ことこと-ラセツとコトダマの国-』をリリースしました。配信開始から3週間で50万ダウンロードを超えるなど、計画を上回るスタートを切りました。
遊技機販売においては、平成26年7月に『パチスロ 戦国BASARA3』、平成26年10月に『CR ayumi hamasaki 2』などを販売しました。

(注)商品名は各社の商標または登録商標です。

連結財政状態に関する定性的情報

資産、負債及び純資産の状況

  1. 資産
    流動資産は、33,752百万円と前連結会計年度末比33,168百万円の減少となりました。これは主に売上債権の減少によるものです。
    有形固定資産は、12,314百万円と前連結会計年度末比209百万円の増加となりました。
    無形固定資産は、4,390百万円と前連結会計年度末比24百万円の増加となりました。
    投資その他の資産は、19,951百万円と前連結会計年度末比1,526百万円の減少となりました。これは主に投資有価証券の減少によるものです。
    以上の結果、資産の部は70,408百万円と前連結会計年度末比34,460百万円の減少となりました。
  2. 負債
    流動負債は、11,242百万円と前連結会計年度末比30,487百万円の減少となりました。これは主に仕入債務の減少及び未払法人税等の減少によるものです。
    固定負債は、4,151百万円と前連結会計年度末比234百万円の減少となりました。これは主に退職給付に係る負債の減少によるものです。
    以上の結果、負債の部は15,394百万円と前連結会計年度末比30,721百万円の減少となりました。
  3. 純資産
    純資産の部は、55,014百万円と前連結会計年度末比3,738百万円の減少となりました。これは主に利益剰余金の減少によるものです。

キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ13,404百万円減少し、16,178百万円となりました。

  1. 営業活動によるキャッシュ・フロー
    営業活動の結果使用した資金は、11,111百万円(前年同期は4,554百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失3,641百万円、仕入債務の減少27,255百万円、売上債権の減少24,190百万円、法人税等の支払1,805百万円等によるものです。
  2. 投資活動によるキャッシュ・フロー
    投資活動の結果使用した資金は、1,092百万円(前年同期は1,650百万円の支出)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出908百万円、有形固定資産の取得による支出828百万円、投資有価証券の売却による収入827百万円等によるものです。
  3. 財務活動によるキャッシュ・フロー
    財務活動の結果使用した資金は、1,200百万円(前年同期は1,387百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払828百万円、短期借入金の返済による支出310百万円等によるものです。

連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

通期連結業績予想は、平成26年5月7日発表の「業績予想に関するお知らせ」の通り、公表した内容に変更はありません。
なお、平成26年8月に警察庁より遊技機メーカーの各組合に対して、一般財団法人保安通信協会※におけるパチスロ遊技機の型式試験方法を、平成26年9月16日以降に申請される商品を対象として変更する旨の伝達がありました。当社は、本件を受け、提携メーカー各社と協議の上、迅速に対応しています。
事業展開では、パチスロ遊技機において、投入時期を下半期へ変更した商品の販売を予定するほか、パチンコ遊技機において、平成26年10月に販売を開始し、高い評価を得ている『CRヱヴァンゲリヲン9』をはじめ、今後投入を予定する商品についても積極的な営業活動に努めていきます。さらに、取り扱い商品の多様化など、遊技機流通の強みを活かした施策を実施していきます。

※国家公安委員会の「指定試験機関」で都道府県公安委員会の委託を受けて遊技機の型式試験を行う協会