企業ビジョン・成長戦略(中期経営計画)

[IP×事業プラットフォーム]のマトリクスモデル

[1] IP戦略

IP戦略として、以下の3点を推進していきます。

(1) 特定のIPのヒットに依存しない「IPのポートフォリオ経営」を推進
(2) [リブート×クロスメディア]で成功するIP企画に注力
(3) グループ全体のIPを統合的にマネジメント

(1) 特定のIPのヒットに依存しない「IPのポートフォリオ経営」

(1)-1 IPのポートフォリオ経営

(図1)

(図1)IPのポートフォリオ経営

(図1)は、これまで当社が商品化をしたIPについて位置付けをしたものです。縦軸を「当社としての商品化の幅」、横軸を「IPの創出時期」と定義しています。

この3カ年は特に、『ベルセルク』、『GANTZ』、『AKB48』など、若~青年層に浸透している「リセント/カレントIP」および『ウルトラマン』のように中高年層に広く浸透している「レジェンドIP」に注力します。
また、『ウルトラマン』のように中高年層に広く浸透している「レジェンドIP」に注力します。
加えて、当社グループが新たに創出するオリジナルIPについては、「リセント/カレントIP」を目指す「チャレンジIP」と位置付け、育成を図ります。

(1)-2 IP編成

編成済みIPの収益化とともに、中長期的なポートフォリオの見直しを図ります。選択と集中を進め、より収益化が見込まれるポートフォリオの構築を図ります。

(図2)中長期の編成イメージ

(図2)中長期の編成イメージ

(図3)

(図3)中長期の編成イメージ

(2) IP企画への注力

「リセント/カレントIP」「レジェンドIP」の「リブート※」と、多様な事業プラットフォームへの「クロスメディア」展開の掛け合わせで成功するIP企画を推進します。

【IP企画の定義】

  • IPを徹底的に掘り下げ、対象メディアの特性に合わせて、IPの魅力を最大限に引出した「企画」に練り上げること
  • 対象となるメディア(複数)やフォーマット(RPGなど)での成功のために必要十分な条件を持つIPを厳選し、さらに各メディア・フォーマットでの最適化のためにリメイクなどを企画すること
「リセント/カレントIP」「レジェンドIP」の「リブート※」と、多様な事業プラットフォームへの「クロスメディア」展開の掛け合わせで成功するIP企画を推進

※リブート
原作の世界観を保持しつつ、設定やストーリーを一から仕切り直し、IPの特性を活かしながら、新たな作品を制作すること


(図4)

(図4IPのリブート)
IPのリブート

一般的に、IPはリリース初期に人気が上昇し、その後注目度が低下します。ただし、初期に大きくヒットしたIPは認知度が高いため、リブートを行うことでレバレッジが効き、大きな収益ポイントとなります。(図4)

当社の主なリブートの取り組みとして、成熟期を迎えた高い人気を誇るIPを、3DCGなどの新しい手法や技術を活用することで、IPの市場価値を高めています。そして、パチンコ・パチスロなどの多様な事業プラットフォームに展開することで、新たなファンを創出しています。

IP企画への注力から生まれた作品

コミック誌「月刊ヒーローズ」から生まれたTVアニメ『アトム ザ・ビギニング』は、パートナー企業とともにIP企画に注力したことで生まれた作品です。
当作品は、1963年にテレビ放送が開始され、国民的キャラクターとなった『鉄腕アトム』誕生までの物語を、また新たな構想でコミック化した作品です。かつての『鉄腕アトム』の視聴者層に加え、新たなファン層の創出を図り、IPの価値向上を推進しています。

TVアニメ
アトム ザ・ビギニング
TVアニメ アトム ザ・ビギニング
2017年4月からNHK総合放送にて放送
公式HPはこちらをご覧ください

(3) グループ全体のIPを統合的にマネジメント

グループ全体のIPを統合的にマネジメントするため、2017年4月に「IPマーケティング室」を社長直轄組織として設置しました。これにより、クロスメディア事業およびパチンコ・パチスロ事業におけるIP選定、IP別の投資規模、そして投資後の収益管理などを一元管理する体制となりました。

また、従来の事業ごとの収益管理中心から、IP別の「ROI」※を中心指標として設定しました。
この指標は、グループ全体の事業計画に基づいたIPの投資意思決定、プラットフォームごとの中期事業計画、執行役員会などでの進捗確認およびコレクティブ・アクション、グループ会社も含めた業績評価などに活用するとともに、マネジメント意識の改革に取り組みます。

IP ROI(Intellectual Property Return On Investment)

※ROI(Return on Investment)投下資本利益率:投資した資本に対し、得られた利益の割合を示す指標

組織変更については2017年4月3日発表の「組織変更及び人事異動に関するお知らせ」をご覧ください。

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