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決算概況・2013年3月期 第2四半期決算概況

詳細は「2013年3月期 第2四半期決算短信」をご覧ください。

  • 連結

(2012年9月30日現在)

連結経営成績(累計) (%表示は対前年同四半期増減率)

売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%) 百万円 (%)
2013年3月期第2四半期 29,118 △12.7 △1,859 - △1,738 - △980 -
2012年3月期第2四半期 33,352 △22.5 1,582 △82.8 1,713 △82.0 2,428 △55.3

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連結貸借対照表(要約)

(百万円) 2012年3月期
(2012年3月31日)
2013年3月期第2四半期
(2012年9月30日)
資産の部
流動資産合計 62,811 31,529
固定資産合計 30,790 32,467
資産合計 93,601 63,997
負債の部
流動負債合計 37,925 10,550
固定負債合計 4,121 4,093
負債合計 42,046 14,644
純資産の部
純資産合計 51,555 49,352
負債純資産合計 93,601 63,997

連結キャッシュ・フロー計算書(要約)

(百万円) 2012年3月期第2四半期 2013年3月期第2四半期
営業活動によるキャッシュ・フロー 5,332 1,070
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,932 △2,625
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,241 △1,111
現金及び現金同等物に係る換算差額 △5 △4
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2,153 △2,670
現金及び現金同等物の期首残高 15,632 18,284
現金及び現金同等物の期末(四半期末)残高 17,785 15,613

連結経営成績に関する定性的情報

[当第2四半期連結累計期間(4月-9月、以下「当期」)の概況]

売上高は29,118百万円(前年同期比12.7%減)、営業損失1,859百万円(前年同期は営業利益1,582百万円)、経常損失1,738百万円(同経常利益1,713百万円)、四半期純損失980百万円(同四半期純利益2,428百万円)となりました。

当期の当社グループは、平成24年5月に発表した「成長するビジネスモデル」(コミックス、アニメーション、映画/テレビ、マーチャンダイジングにおけるシームレスな循環型ビジネス展開)に基づき、IP(知的財産)の価値最大化を主軸とする事業活動を推進しています。

収益を担うマーチャンダイジング分野では、成長著しいソーシャル・メディアに向けた事業において、前第3四半期から本格的に注力しているソーシャル・ゲームが当期も順調に推移しており、前年同期と比較して収益は大幅に拡大しました。一方、遊技機販売の事業では、当期投入を予定していた一部商品を下半期に変更したことなどにより、販売台数は前年同期と比較して減少しています。

当期の主な事業の取り組みは、下記の通りです。

(IPの取得・創出・育成 / コミックス、アニメーション、映画/テレビ分野)
キャラクターをはじめとするIPの創出・育成では、魅力あふれるヒーローの創造を目指し、昨年11月に創刊したコミック誌『月刊ヒーローズ』作品のクロスメディア展開に向け、単行本『ヒーローズコミックス』を平成24年9月に発刊しました。同単行本は、毎月3~4作品を刊行していきます。
さらに、オリジナルIPの創造に向け、(株)創通や東宝(株)などの有力企業と連携して、『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』のアニメーション化を進めています。
アニメーション映画『ベルセルク』シリーズ(3部作)は、平成24年6月に第2部を公開しました。同IPは、平成25年2月の第3部公開に向け、循環型ビジネスモデルを活用して、様々なクロスメディア展開に向けた企画・開発を進めています。
また、有力IPの権利保有企業とともに、循環型ビジネスモデルを有する当社がIPのクロスメディア展開を行い、それら作品群を長期にわたって協働で育成していくパートナーシップ戦略も推進しています。

(マーチャンダイジング分野)
IPを活用したインタラクティブ・メディアの展開では、高い成長を続けているソーシャル・メディアに対し、収益拡大を目指した取り組みを推進しています。当期は、当社グループが取得・創出・育成したIPに、新たな遊び方を採用したソーシャル・ゲームの企画・開発を進めました。加えて、多様なプラットフォームへのコンテンツ展開を積極的に進めています。下半期には、多種多様なソーシャル・ゲームを順次投入する予定です。
コンシューマプロダクトの展開では、国内有数の大型IPを活用したカフェ・ショップの運営や、アミューズメント施設向けの諸施策を進めています。
当期の遊技機販売の事業では、市場環境を勘案して、一部商品の販売スケジュールを見直しました。この結果、当期の遊技機販売は、前第4四半期に販売を開始した『パチスロ モンスターハンター』の当期計上分に加え、パチンコ・パチスロ各2機種を販売し、パチンコ販売台数は約46,800台(前年同期比 約42,400台減)、パチスロ販売台数は約54,200台(同 約7,700台減)となりました。
なお、上記の販売活動に加え、下半期に投入する京楽産業.(株)との提携商品第1弾『新世紀ぱちんこ攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、パチスロ『バイオハザード5』などの有力商品の販売に向けた諸施策も進めました。

(注)記載の社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

連結財政状態に関する定性的情報

1.資産

  1. 資産
    流動資産は、31,529百万円と前連結会計年度末比31,281百万円の減少となりました。これは主に売上債権の減少によるものです。
    有形固定資産は、11,334百万円と前連結会計年度末比353百万円の増加となりました。これは主に本社移転に伴う固定資産の取得によるものです。
    無形固定資産は、4,336百万円と前連結会計年度末比36百万円の減少となりました。
    投資その他の資産は、16,797百万円と前連結会計年度末比1,359百万円の増加となりました。これは主に敷金保証金の増加によるものです。
    以上の結果、資産の部は63,997百万円と前連結会計年度末比29,604百万円の減少となりました。
  2. 負債
    流動負債は、10,550百万円と前連結会計年度末比27,374百万円の減少となりました。これは主に仕入債務の減少によるものです。
    固定負債は、4,093百万円と前連結会計年度末比27百万円の減少となりました。これは主に社債の償還によるものです。
    以上の結果、負債の部は14,644百万円と前連結会計年度末比27,401百万円の減少となりました。
  3. 純資産
    純資産の部は、49,352百万円と前連結会計年度末比2,202百万円の減少となりました。これは主に利益剰余金の減少によるものです。

キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前連結会計年度末に比べ2,670百万円減少し、15,613百万円となりました。
  1. 営業活動によるキャッシュ・フロー
    営業活動の結果得られた資金は、1,070百万円(前年同期は5,332百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失1,903百万円、売上債権の減少29,404百万円、仕入債務の減少26,099百万円等によるものです。
  2. 投資活動によるキャッシュ・フロー
    投資活動の結果使用した資金は、2,625百万円(前年同期は1,932百万円の支出)となりました。これは主に貸付けによる支出941百万円、無形固定資産の取得による支出701百万円、有形固定資産の取得による支出574百万円等によるものです。
  3. 財務活動によるキャッシュ・フロー
    財務活動の結果使用した資金は、1,111百万円(前年同期は1,241百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払830百万円、社債の償還による支出308百万円等によるものです。

連結業績予想に関する定性的情報

下半期、マーチャンダイジング分野においては、成長著しいソーシャル・メディアに対して、多種多様なソーシャル・ゲームを順次投入する計画です。遊技機販売では、一部商品の販売スケジュールを見直していますが、すでに導入・発売を開始している商品に加え、大型タイトル商品の販売を計画しています。
上記の取り組みにより、平成24年5月9日発表の「平成24年3月期 決算短信」の通り、通期連結業績予想の変更はありません。

報告セグメントの変更等に関する事項

前連結会計年度において、当社グループのセグメントは、「PS・フィールド」「モバイル・フィールド」「スポーツエンタテインメント・フィールド」「その他・フィールド」をセグメント情報として開示していましたが、当期から4つのセグメント別区分を発展的に統合し、IP(知的財産)を基軸とする単一セグメントに変更いたします。
当社グループは、中長期的な成長・発展を遂げるために、上場時以来のパチンコ・パチスロ分野に主軸をおいたビジネスモデルから、IPに主軸をおいたビジネスモデルへの戦略転換を企図し、「成長するビジネスモデル」として戦略の整理・構築を進め、さらなる成長と発展を期しています。
当社グループは、「成長するビジネスモデル」に基づき、IPの価値最大化に主軸をおいた事業活動を推進しています。「成長するビジネスモデル」は、4つの枠組み(コミックス、アニメーション、映画/テレビ、マーチャンダイジング)を基本とし、それらの相互作用による循環型ビジネス展開を通じて、IPの価値最大化を目指します。本戦略の推進により、IPを基軸とした経営戦略の立案、経営資源の配分の決定及び業績評価を行うことから、グループ全体を単一の事業としています。
この変更により、当社グループは単一セグメントとなることから、前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間のセグメントの記載を省略しています。