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決算概況・2021年3月期 第3四半期決算概況

詳細は「2021年3月期 第3四半期決算短信」をご覧ください。

  • 連結

連結経営成績 (%表示は対前期増減率)

(百万円) 2020年3月期 第3四半期 2021年3月期 第3四半期 増減率 (%)
売上高 37,165 29,182 △21.5
営業利益 △4,113 △1,865 -
経常利益 △3,970 △1,690 -
親会社株主に帰属する四半期純利益 △4,287 △2,677 -

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連結貸借対照表

(百万円) 2020年3月期
(2020年3月31日)
2021年3月期 第3四半期
(2020年12月31日)
増減額
資産の部
流動資産合計 50,580 43,016 △7,564
固定資産合計 13,736 13,466 △269
資産合計 64,317 56,483 △7,834
負債の部
流動負債合計 17,996 15,165 △2,831
固定負債合計 12,040 10,228 △1,811
負債合計 30,037 25,394 △4,643
純資産の部
純資産合計 34,279 31,088 △3,191
負債純資産合計 64,317 56,483 △7,834

連結キャッシュ・フロー計算書

(百万円) 2020年3月期 第3四半期 2021年3月期 第3四半期 増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー △1,877 4,865 6,743
投資活動によるキャッシュ・フロー 1,220 △917 △2,138
財務活動によるキャッシュ・フロー △5,597 △3,749 1,847
現金及び現金同等物に係る換算差額 △0 0 0
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △6,255 198 6,453
現金及び現金同等物の期首残高 28,807 24,725 △4,081
現金及び現金同等物の期末(四半期末)残高 22,552 24,924 2,371

経営成績等の概況

1.経営成績および連結業績予想に関する説明

当第3四半期連結累計期間における遊技機業界は、2020年4月に新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて政府による緊急事態宣言が発出され、パチンコホールの営業自粛、ならびにメーカーの半導体等製造部材調達の遅延、また旧規則機撤去期限の一部延長が決定する等、市場停滞トレンドの影響を受けました。これによって、4月および5月は緊急事態宣言を遵守し、販売活動を自粛致しました。緊急事態宣言が解除されて以降販売活動を再開し、上半期の販売台数は1.6万台に終わりました。
第3四半期(10月-12月)には、新型コロナウイルス感染者数の減少等を受けて、政府が社会経済活動と感染抑制の両立をかかげる中、パチンコホールの稼働も急速に回復に向かいました。また、パチンコ遊技機等内規の見直しによる新たなゲーム性を搭載した遊技機が市場で高い評価を得ていたこと等により、市場の総販売台数は上半期に比べ増加しました。このような状況下、当社は下半期において、パチンコ5機種、パチスロ6機種、計12.0万台の販売を計画、うち第3四半期には、パチンコ2機種、パチスロ3機種の販売を行い、計5.2万台を計上しました。

(株)円谷プロダクションでは、ファン層に適した実写・アニメ等の映像作品を映画・テレビ・配信等を通じて国内外に提供することによって『ウルトラマン』ファンを拡大するとともに、映像事業とマーチャンダイジングの双方で収益化する中期事業戦略を推進しております。映像事業では、映画『シン・ウルトラマン』の公開に向けて、映画公式Twitterの開設、特報映像の公開等、着実に準備を進めております。また、マーチャンダイジングは、国内外ともに堅調に推移しております。

(株)デジタル・フロンティアでは、国内ゲーム会社を中心としたCG映像制作および国内外からのVFX映像制作ニーズに継続して対応しました。同社がVFXを手掛けたNETFLIXオリジナル映像作品『今際の国のアリス』は、昨年12月に全世界で配信を開始、好評を博しておりシーズン2の制作が決定されました。
その他の事業に関しましても、新型コロナウイルス感染拡大により上半期に受けた影響を脱し、順調に進捗しております。

以上の結果、第3四半期(10月-12月)の連結営業利益は14.6億円となり、当第3四半期連結累計期間における連結業績は、売上高29,182百万円(前年同期比21%減)、営業損失1,865百万円(前年同期の営業損失4,113百万円)、経常損失1,690百万円(同3,970百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失2,677百万円(同4,287百万円)となりました。

第4四半期におきましては、パチンコ3機種、パチスロ3機種、計7.0万台の販売を計画しておりました(後発機を除く)。これに基づき、通期連結業績予想を、営業利益12.0億円、経常利益12.0億円、当期純利益3.5億円とし、2020年11月13日に公表致しました。
その後、第4四半期に入り、1月7日に緊急事態宣言が再発出され、政府や自治体から外出等の接触機会削減が強く要請されたことにより、パチンコホールを訪問する営業活動に支障をきたす状況が続いております。さらに、緊急事態宣言が3月7日まで延長されたことにより、パチンコホールが新台購入を抑制する傾向が当面続くことも見込まれます。
これらを踏まえ、第4四半期に販売を計画していました6機種のうち3機種の納品を、感染拡大終息が見込まれる翌第1四半期に延期することに致しました。これを主因として、当第4四半期においては、販売台数が2.5万台(現在販売中)、連結営業損失が3.4億円となる見通しであることから、通期連結業績予想を表1の通り、営業損失22.0億円、経常損失20.0億円、当期純損失33.0億円に修正致しました。
なお、第4四半期納品予定3機種と翌第1四半期に延期した3機種の内訳は以下の通りです。
〇第4四半期納品予定3機種
 パチンコ『Pコードギアス 反逆のルルーシュ』 (現在販売中)
 パチスロ『絶対衝激Ⅲ』等、2機種
〇翌第1四半期に延期した3機種
 パチンコ『ぱちんこ ウルトラマンタロウ2』等、2機種
 パチスロ1機種
翌第1四半期におきましては、販売を延期させていただいた3機種(計5.0万台予定)、ならびに翌第1四半期に当初より予定している2~3機種(現在検討中)を販売致します。これにより、翌第1四半期の連結営業利益は20億円以上(当第1四半期△24.0億円)となる見通しです。


販売機種数/販売台数および四半期営業利益等の推移

短信表


表1 連結業績予想の修正内容 (単位:百万円) 
短信表


(注1)記載の数値は全て当社推計によるものです。
(注2)記載の商品名は各社の商標または登録商標です。

2.財政状態に関する説明

  • 資産の部
    流動資産は、43,016百万円と前連結会計年度末比7,564百万円の減少となりました。これは主に売上債権の減少によるものです。
    有形固定資産は、4,468百万円と前連結会計年度末比266百万円の減少となりました。これは主に建物及び構築物の減少によるものです。
    無形固定資産は、2,757百万円と前連結会計年度末比235百万円の減少となりました。これは主にのれんの減少によるものです。
    投資その他の資産は、6,240百万円と前連結会計年度末比231百万円の増加となりました。これは主に投資有価証券の増加によるものです。
    以上の結果、資産の部は56,483百万円と前連結会計年度末比7,834百万円の減少となりました。
  • 負債の部
    流動負債は、15,165百万円と前連結会計年度末比2,831百万円の減少となりました。これは主に仕入債務の減少によるものです。
    固定負債は、10,228百万円と前連結会計年度末比1,811百万円の減少となりました。これは主に長期借入金の減少によるものです。
    以上の結果、負債の部は25,394百万円と前連結会計年度末比4,643百万円の減少となりました。
  • 純資産の部
    純資産の部は、31,088百万円と前連結会計年度末比3,191百万円の減少となりました。これは主に利益剰余金の減少によるものです。
  • キャッシュ・フローの状況の分析
    当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ198百万円増加し、24,924百万円となりました。
  • 営業活動によるキャッシュ・フロー
    営業活動の結果得られた資金は、4,865百万円(前年同期は1,877百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失2,324百万円、売上債権の減少8,487百万円、仕入債務の減少1,693百万円、たな卸資産の減少733百万円、未払又は未収消費税等の増減716百万円などによるものです。
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー
    投資活動の結果使用した資金は、917百万円(前年同期は1,220百万円の収入)となりました。これは主に固定資産の取得による支出447百万円、出資金の払込による支出260百万円などによるものです。
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー
    財務活動の結果使用した資金は、3,749百万円(前年同期は5,597百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出3,990百万円、自己株式の取得による支出365百万円、配当金の支払331百万円などによるものです。