さまざまなメディアと連携をしながら、パートナー企業と協力をしてIP(知的財産)の価値を最大化していく ―― このビジネスモデルの実現には、フィールズの“強み”が存分に生かされています。
ストーリーやキャラクターといったIPを生み出す一つの手法が、コミックスです。フィールズでは、まず、コミック誌『月刊ヒーローズ』でIPの創出を続けています。そこで生まれたIPを、アニメーションによって映像化し、付加価値を向上させます。
その次の段階は、映画/テレビといったメディアを活用し、IPの認知度をアップさせること。認知度が高まれば、ゲームやグッズ、遊技機として商品化(=マーチャンダイジング)することで収益化が図れます。マーチャンダイジングで得られた収益は、新たなIP創出の源泉となります。
上記のような循環型ビジネスモデルは、IPビジネスにおける理想形であるとフィールズは考えています。しかし、この理想形を機能させるには、それぞれの分野で、高度なクリエイティビティーが不可欠となります。
自社内の関連するセクションのレベルアップを図りながら、各分野でレベルの高い仕事ができるグループ企業や、最先端技術を有する外部パートナーと緻密なネットワークを形成しています。
フィールズのIPビジネスの歴史における、マーチャンダイジングへの実績として欠かせないのは、2004年12月発売の『CR新世紀エヴァンゲリオン』です。作品の世界観とパチンコのゲーム性が相まって、遊技機の分野でIPの重要性を示唆した商品となりました。 また、『ウルトラマンシリーズ』は、2013年7月より新テレビシリーズを継続して放送し、映像を起点としたクロスメディア展開が着実に収益を拡大させています。さらに、海外においても映像展開やライブエンタテインメント、オフィシャルショップ展開などにより、IPの認知度向上および収益化を図っています。