社外取締役への質問

第27回定時株主総会から

2015年6月29日に開催いたしました「第27回定時株主総会」において、糸井社外取締役に対し、株主の方からご質問をいただきましたので、ここではその回答をご紹介させていただきます。

糸井社外取締役

第27回定時株主総会(2015年6月29日開催)にて

Q 株主の方からのご質問

糸井社外取締役は、フィールズのどこに魅力を感じ、社外取締役を引き受けているのか。

A 糸井社外取締役の回答

私は長い間、フリーで仕事をしていたので、組織の経営やマネジメントというものには無縁でした。その私に、企業や組織には想像を具現化する力、そして世の中に影響を与え、世の中を変える力があるということを感じさせてくれたのが、山本会長でありフィールズだったのです。
フィールズはいま、IPを中核とする事業を展開しています。私が初めてこの「IPビジネス」について話を聞いたのは、10年以上前、IPという言葉が一般化する前でした。私は山本会長から、あらゆるキャラクターがパチンコの機械と結びつき、それがブランド化し、さらにお客様を増やしていく、そのための準備を進めているという話を聞きました。当時、私はその意味を正しくは理解できませんでした。しかしその後、フィールズは、アニメ放送終了から数年が経った『エヴァンゲリオン』をパチンコ機のメインキャラクターに据え、大ヒットさせました。まさに言葉通り、パチンコのブランド化、IPのブランド化を実現しました。それから再び火のついた『エヴァンゲリオン』の人気については、皆様もご存じのことかと思います。人気アニメーションのテレビ放送から数年経過した後に、そのキャラクターがパチンコ機に活用され、それがきっかけで、再び映像コンテンツとして映画館で上映されるようになるとは、誰も予想できなかったのではないかと思います。フィールズには先を予見し、新たな価値を創造する力があると確信しました。
フィールズには、常識や慣習にとらわれない新しい発想がいくつもあり、私はその場にいると常に“驚き”を得ることができます。もちろん、新しい発想のすべてが実現する訳ではありません。しかし、それを実現することが、世の中に影響を与え、世の中を変える力になるということを私に気付かせてくれたのがフィールズです。したがって、私自身が驚く立場にいられることは、非常に幸運なことだと思っています。そして、それこそがフィールズの魅力だと感じています。私はフィールズの社外取締役なので、「社外」ということを活かし、こうした“驚き”に対して、私も平凡ではないすごい意見を返そうという想いで活動をしています。私自身がフィールズに期待するように、ステークホルダーの皆様にも期待していただける企業であり続けるよう、私も微力ながら尽力してまいります。

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