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2013年3月期 第2四半期決算説明会 当社説明(要旨)

2012年11月6日(火)11:00より、大手町ファーストスクエアカンファレンス(東京都千代田区)にて、2013年3月期 第2四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。

代表取締役社長 大屋

総括

代表取締役社長 大屋

⇒席上配布資料 3ページ

本年度の事業戦略として、フィールズグループ全体がキャラクターをはじめとしたIPの価値最大化に向けた取り組みを推進している。
事業活動の総括として、マーチャンダイジング部門では、ソーシャル・メディア分野は前年同期比で伸長をした。遊技機販売は、下半期に複数の大型タイトル商品を予定している。


決算ハイライト(連結)

⇒席上配布資料 5ページ

当第2四半期の業績については、表の通りである。
主因として、遊技機販売の状況が反映された決算内容となっている。

遊技機販売状況(前年同期比較)

⇒席上配布資料 6ページ

当第2四半期は、パチンコ遊技機販売が約4.7万台となった。前年同期は『CR浜崎あゆみ物語』を約7.2万台販売したため、前年同期比較では減少となった。
パチスロ遊技機販売は、約5.4万台となった。『パチスロ モンスターハンター』の当期計上分が約3.9万台あり、同比較ではほぼ横ばいの結果となった。
前年同期との業績比較では、パチンコ販売の減少が減収減益の要因となっている。

連結貸借対照表(B/S) 要約

⇒席上配布資料 7ページ

連結B/Sは、表の通りである。
売掛金及び買掛金の減少は、主に『パチスロ モンスターハンター』の販売によるものである。その他の項目については、特筆すべき事項はない。

連結キャッシュフロー(C/F)計算書 要約

⇒席上配布資料 8ページ

連結C/Fについて説明する。
営業C/Fは、『パチスロ モンスターハンター』の販売による売上債権と仕入債務の相殺が発生したためである。
投資C/Fは、改修期にきた基幹系システムのソフトウェアとハードウェアへの投資があったためである。
財務C/Fは、配当金支払い等によるものである。

2013年3月期 通期業績見通し(連結)

⇒席上配布資料 10ページ

当社は通期で業績管理を行っていること、さらに下半期に複数の有力商品を投入することから、通期業績見通しは期初計画通りとしてある。期末配当予想についても変更はない。

下半期の遊技機販売

⇒席上配布資料 12ページ

第3四半期で発表済みの遊技機は2タイトルである。
パチンコ遊技機では、京楽産業との提携第1弾となる『新世紀ぱちんこ攻殻機動隊』(オッケー製)を10月に販売した。
パチスロ遊技機は、『バイオハザード5』(エンターライズ製)を発表し、12月に納品予定である。

<補足説明>パチンコ・パチスロ市場について

現状のパチンコ・パチスロ市場について補足として説明する。
遊技機販売市場は、前年に東日本大震災の影響があったこともあり、当第2四半期はパチンコ・パチスロとも販売台数が増加している。
当期のパチンコ遊技機市場は、『ぱちんこAKB48』がヒットとなり、これがけん引役となり、一昨年の同期実績には届かないものの、前年同期と比較して増加となった。

パチスロ遊技機市場は、引き続き好調を維持し、通期でも販売台数の増加が予想される。
パチンコの稼動推移について、2010年からの3年分を見ると、2012年は前年比較では大きな差はないが、2010年前半の水準ほどまでは回復していないことがわかる。
パチスロの稼動推移について3年分を見ると、大型タイトルが順次投入されたこともあり、堅調に推移している。懸念として、2012年の夏以降に若干停滞気味となっている点が挙げられる。これは射幸性を抑えた商品を各社が思考しているため、大型タイトルの発表がなかったことが要因の一つと考えられる。下半期を想定すると、パチスロ市場の見通しは良いと考えられる。

IPの創出・育成に向けた取り組み

⇒席上配布資料 14ページ

IPの価値最大化に向けた取り組みについて、具体的な進捗を説明する。
ヒーローズ関連では、毎月3作品程度をコミックス化し、現在までに10作品を発売した。特に『ULTRAMAN』は好調である。
『マジェスティックプリンス』という作品については、(株)創通と東宝(株)などの有力企業と連携し、アニメーション化することを念頭に企画した作品であり、公式にプロジェクトが始動した。当社グループがIPを創出・育成する取り組みとして企画・制作を進めている。

専務取締役 繁松

当社グループ各社の当第2四半期の状況は、個社別には若干の予算差はあるものの、概ね計画通りであった。

例えば、円谷プロダクションは、ライセンス事業が好調で計画を上回った。
同社の今後については、“特撮の円谷プロ”というイメージだけではなく、「ウルトラマン」を中心に据えつつ新たなIPをも生み出し、マーチャンダイジングを進めるべく強力に推進している。

インタラクティブメディア事業の強化

専務取締役 繁松

⇒席上配布資料 15ページ

マーチャンダイジング分野のビジネスでは、インタラクティブメディア、コンシューマプロダクト、パチンコ・パチスロ分野において、当社グループが創出したIPを大きく展開していくことが目的である。収益化のポイントとして、成長著しいソーシャル・メディアに注力している。新たな遊び方を含めた企画・開発を行い、IPを多様なプラットフォームへ展開していく予定だ。

上半期は、フューチャースコープから士郎正宗氏とコラボレーションしたソーシャル・クイズゲームアプリ『S.N.C.T.(サンクト)』や、GREEプラットフォームで『一騎当千』のソーシャル・ゲームをリリースした。

<補足説明>ソーシャル・ゲーム分野について補足

今後、下半期および来期にかけ、当社グループが企画・開発するソーシャル・ゲームを順次投入していく。
当社が持つパチンコ・パチスロという強みを活かしながら、フォーマットの開発や遊び方の開発を進めていく取り組みや、『月刊ヒーローズ』連載コミックと連動した取り組み、さらには、外部パートナーからIPをお借りして取り組んでいくものなどを進めている。
(→「主な質疑応答(要旨)」Q5参照)

下半期は、こうした開発を進めているものを5本展開することを目指して、取り組んでいる。来期についても、10本以上のリリースを目指して取り組む予定だ。

ソーシャル・メディアへの取り組みでは、IPの人気に頼るのではなく、多種多様な展開を行うことでIPの人気の底上げをすることを方針としている。

以上