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2017年3月期 決算及び中期経営計画説明会 主な質疑応答(要旨)

2017年5月10日(水)11:30より、大手町ファーストスクエアカンファレンス(東京都 千代田区)にて、2017年3月期 決算及び中期経営計画説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での主な質疑応答(要旨)についてご案内いたします。

2017年3月期 決算及び中期経営計画説明会 主な質疑応答(要旨)

Q1:中期業績計画は、中長期IPラインアップを背景に今期以降黒字となっているが、確実なのか?

A1:営業キャッシュ・フローベース、もしくは営業利益ベースでは、今目標に掲げていることをやりきれば黒字になると考えている。
なお、当社の事業は3年タームとなっており、過去3年間で行った投資に対する整理という面では、一部営業外費用や特別損失が発生する可能性も残っている。

Q2:これまでは、企画ファーストではなく、IPファーストになっていたため歪みや機能不全になっていたとの説明だったが、具体的にはどういうことなのか?

A2:IPのバリューを上げるには、例えばパチンコやソーシャルゲームではゲーム性や面白さをマッチングさせる企画が必要になる。しかし、直近3~4年はIPを取ることがゴールとなっていた。
今後は、IPだけでビジネスは成立せず、企画+IPによって始めて商品やサービスになると考えており、2020年3月期以降はこうした企画を組み入れた遊技機など、多数展開できると考えている。

Q3:パチンコ・パチスロの営業が機械売りになり、フィールズの本来持っている付加価値が薄れ、さらに訪問件数が下がっているとのことだが、この要因は何なのか?

A3:従前から、パチンコホール様に対して様々な提案やサポートを積極的に行い、信頼関係を築いてきたが、一部で商品力への依存や慢心がでてしまったと考えている。
現在の市場は厳しい環境となっているが、こうした時こそ、パチンコホール様のニーズとウォンツを考えて、機械以外のご提案やサポートを実施し、業界全体の活性化に寄与していきたいと考えている。

Q4:ミズホ社の遊技機について、現状の進捗を教えて頂きたい。

A4:すでに開発した遊技機については、販売に向け協議を行っている状況である。なお、同社においては、現時点で新たな開発は行っていない。

Q5:2017年3月期の連結売上高が766億円となっているが、遊技機、トータルワークアウト、飲食を除く純粋なIPの売上高は幾らか?また、2020年3月期のIPの売上高イメージも教えて頂きたい。

A5:IP関連の売上高としては、2017年3月期が120億円となっており、2020年3月期が240億円程度を見込んでいる。

Q6:2020年3月期のIPの利益イメージも教えて頂きたい。

A6:2020年3月期のIPの営業利益としては、全体の約30%となる20億円程度を見込んでいる。

Q7:ROIを管理会計の柱にするという話だが、今現在、ROIは幾らなのか?

A7:管理会計上、これまで全体のROIを正確に集計しておらず、現時点で回答は差し控えさせて頂く。
なお、個別タイトルでは、これまでROI 200%以上のものから、下は70%程度のものがあったが、やはり一つの投資に対し平均130%程度にならないと利益は積み上がらないと考えている。

Q8:課題の積み残しに関して。中期業績計画に原価、販管費、営業外費用として影響があるものがあれば教えて頂きたい。

A8:課題の積み残しで原価や販管費など営業利益までに影響を及ぼすものはない。あるとすれば、現状投資しているものに対する評価減や損失と考えている。

Q9:今後、取締役の責任の明確化に向けて任期を1年にするという話だが、中期経営計画も1年単位で見直す可能性があるのか?

A9:取締役がすべてを牽引して中期経営計画を実現するわけでなく、会社として中期経営計画に耐えうる仕組みを創りたいというのが、今般の主旨である。
その仕組みがバリューチェーンの再構築であり、全社員がバリューチェーンのどこを担っているかが大事であり、誰がリーダーであってもこの仕組みは回るという仕組みを創りたいと考えている。
このため、役員の任期が1年になることと、中期経営計画を実現していくことが、必ずしもパラレルではないことをご理解頂きたい。

以上