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グループ成長戦略(中期経営計画)

コンテンツ&デジタル事業領域

中期経営計画の説明資料につきましては、「2022年3月期 決算概要および中期経営計画(2023/3期-2025/3期)説明資料」をご覧ください。

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当社グループ参画以降の円谷プロダクションの軌跡


図:ウルトラマンゼロ

円谷プロダクションは2010年に当社グループの一員となり、その後、様々な経営改革・戦略のもと、ビジネスを推進してきました。



世界のコンテンツ市場において成長機会がある円谷プロダクションのIPビジネス


図:ウルトラマンゼロ

現在、日本のコンテンツが海外で非常に高く評価されています。また、アメリカや中国のコンテンツ市場は日本と比較して遥かに規模が大きく、円谷プロダクションのIPビジネスにとって大きな成長機会があるといえます。



円谷プロダクションの収益モデル


図:ウルトラマンゼロ

国内・海外ともに大きな割合を占めているのはMDライセンス事業です。とくにMDでは玩具、アパレルが大半を占めており、食品をはじめその他も近年伸長しています。海外でもMDの占める割合が大きく、各地域、代理店等のパートナーを通じてビジネスを展開しています。また、『ウルトラマン』IPの価値向上を受け、テレビCMへの起用やゲーム等のコラボが増加する等、ライセンスも伸長しています。2022年5月13日公開の映画『シン・ウルトラマン』をはじめ、様々な映像作品の配信等を通じて、映像事業も拡大していきます。デジタル領域事業については、今後の成長分野としています。



コンテンツ&デジタル事業の主な収益源


図:ウルトラマンゼロ

こちらは、各年度における円谷プロダクションとデジタル・フロンティア2社の売上構成比を示しています。MDライセンス事業および映像事業の大部分は円谷プロダクションが占めており、デジタル・フロンティアの売上高のほとんどは、デジタル領域事業に含まれています。



①MDライセンス事業(国内)


図:ウルトラマンゼロ

円谷プロダクション作品の国内放送エリアの拡大に加え、YouTube公式チャンネルや「TSUBURAYA IMAGINATION」等のオウンドメディアでの露出強化等、諸施策の効果が出ており、MDライセンス売上が堅調に推移しています。その他、様々な企業とのコラボレーション、リテール施策によりタッチポイントの強化を図っているところです。



②MDライセンス事業(中国)


図:ウルトラマンゼロ

中国展開における、長年にわたる諸施策や海賊版対策の効果が着実に結果として表れてきています。とくに低単価で購入可能なカード等の玩具やアパレル関連のライセンシーが増加傾向にあり、前年と比べ50社増加しています。また、主要配信プラットフォームを通じて配信される約60タイトルの視聴回数がのべ1,200億回以上にのぼる等、作品の継続的な露出と認知拡大がファンおよびライセンシーの拡大につながる好循環を生み出しています。



②MDライセンス事業(中国以外のアジア圏での展開)


図:ウルトラマンゼロ

現在、YouTube公式チャンネルや現地のテレビ会社とも連携し、『ウルトラマン』IPの認知拡大を図っています。インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポールでは非常に高い認知度を誇っており、まだまだ成長の可能性があるとみています。



②MDライセンス事業(北米)


図:ウルトラマンゼロ

北米市場については、中計期間を通じて、開拓していく所存です。2018年の勝訴判決を契機に本格的なグローバル展開が可能となり、現在は市場開拓に向けた基盤構築を行っています。また、北米地域にも『ウルトラマン』を見て育った人々は多く存在しており、こうした人々に加え、新たなファンを生み出すためにも、新しいコンテンツの創造と積極展開を進めていきます。既にNetflix作品「ULTRAMAN」(ILM制作)を発表していますが、本作品の配信時期は2024年度以降とみており、その時が北米市場での躍進期とみています。



③映像事業


図:ウルトラマンゼロ

図:ウルトラマンゼロ

現在、キッズ・ファミリー向けのテレビシリーズを様々な地域で放送しており、これに加えて様々なニュージェネレーション作品を各地域で展開していきます。また、Netflix起点での展開やそれ以外のテレビシリーズ、アニメ等も増やしていく予定ですが、記載している作品の公開時期等は、あくまで目安となります。



④デジタル領域


図:ウルトラマンゼロ

図:ウルトラマンゼロ

当社グループの成長分野として、円谷プロダクションとデジタル・フロンティアが有するIPや技術等を融合させることで、デジタル領域事業の育成を図っていきます。



コンテンツ&デジタル事業の新・中期経営計画における目標設定


図:ウルトラマンゼロ

コンテンツ&デジタル事業では、前述した取り組みと北米市場の開拓を通じてMDライセンス事業およびデジタル領域事業を成長させることで、2024年度に営業利益30億円という数値目標を達成していきます。映像事業については、引き続き『ウルトラマン』のブランド力を高めつつ、収益化を図っていきます。